大震災を報じる海外向けの日本のテレビ |
こちらの時間で2011年3月11日未明の午前2時50分、日本時間では午後2時50分におきた未曾有の大地震は、東日本大震災と名付けられマグニチュードは8.8(後に9.0に修正される)で、記録史上最高だという。
1000年に一度だとか。
朝食を食べていたらニュースでやっていたので分かったのだが、最初はその数日前に起きた地震と勘違いして、「たいしたことない」と思っていた。
それがこんな惨事になろうとは!
今日の土曜日、一日部屋に居て地震報道を見ていて、だんだん入って来る情報に、とても辛い気持ちになった。
それと同時にだんだん昨日の自分の行動を猛省していた。
被災家族である同期の娘が、自分の家が流されてご両親やおばあさんが亡くなったかもしれないという不安に苛まれている時に、僕は陽気に友人と横でギターを弾いていたからだ。
あんまり一緒に悲しみに沈むとよけいダメかなと思っていた。
「助かっているかもしれない」という、前向きな気持ちを伝えたかったからだ。
(後に家もご両親も無事なことを伝え聞きました。良かった)
あまりニュースをちゃんと見ていなかったので、今日分かったような、あんな悲惨な状況だとはつゆ知らず・・間違った方法だ。
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テレビを消したあとは、夕方のアスンシオンの町を見ながら、世界のことを思った。
阪神淡路大震災の180倍という規模は明らかに地球規模だ。
アフリカでもアジアでもここ南米でも、今回の地震の影響はある。
アフリカで民主化運動が巻き起こっていたり、ストリートチルドレンが据えた目で金をねだったり飢えて死んで行くことなどとは一切関係なく、容赦なく、4,600,000,000歳という水の惑星・地球は表面の断層をますます大きくずらせて、まるで人々をその球面から振り落とすように、地震や津波を巻き起こして大被害をもたらす。
・・・小さな小さなせいぜい100年しか生きられない人間達。
地球システムの中でどんな役割ができていると言うんだろう?
なぜ、表層の薄い大気に守られた運命共同体が、大気を汚し、戦争を巻き起こしながらも存在しているんだろう?
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そして僕はなぜここにいるんだろう?
日本に帰れば、どこで何のために何をして暮らすのが一番いいんだろう?
それは地球から見たらどんな風に見えるんだろう?
美しい月や星のある宇宙のことも考えるなら、13,000,000,000年分の意識がそこにある。
そして、こんなにはかない命なのに、ちゃんと愛する人がいて、苦しみ、悲しみ、幸せな時間がある。
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アスンシオンにはあと1年半居ることになるが、その間に答えを見い出せるだろうか。
・・・・変な日記になってしまったな。
福島原発の被災と建屋の爆発を報じるテレビ。
テレビを見終わって眺めた窓からのアスンシオン市内の景色。
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