2012年2月28日火曜日

アスンシオンの病院/Acompañé al hospital en Asunción

病院の待合室。番号を取って待つ。
友人が熱を出した。
39℃にせまるかなり高い熱らしい。

パラグアイには、特にアスンシオンには、蚊が媒介するデング熱の発生が多いので少し心配だ。
ただの風邪ならいいけど・・。

(後にデング熱と判明しました。熱が下がってからの内出血の発疹が証拠です。重篤化する場合もあるから、軽く済んで良かった)
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先日、ボクもノドが痛いというスペイン語のできない知人に同行して、近くの日本人医師がいてアスンシオンでもレベルが高いという病院へ行った。

パラグアイの医療事情を充分に知っている訳では無いが、やはりそこは発展途上国なので、地方の診療所では器具や薬品、設備が不足しており、消毒も満足にしない場合があると聞いたし、日本よりはかなり劣ると見ていいと思う。

地方では、レントゲンさえも無い大きな病院があるらしい。
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写真は本文と関係無いTシャツが売られる街角。
しかし歯医者だけは、日本よりレベルが高いという。
うわさにすぎないが、「学生のうちから無料で貧しい人の歯の治療をしているから、経験が日本より圧倒的に多い」のが、その理由だという。
こちらでインプラント治療を受けた知人もおり、彼が言うには日本の5分の一以下の値段で、上手にできたという。

確かにボクも口内炎がひどくなって、アスンシオンの日系人歯科医の診察を受けたが、一人ひとりに最初は1時間のカウンセリングをして全体を把握し、治療方法を相談してくれたりして、かなり自信と誇りを持って確かな技術で丁寧に仕事している印象を受けた。

口内炎の治療だけでなく、舌や口腔内の状態をつぶさに見て、噛み癖や歯の摩耗からの噛み過ぎの問題までも指摘してくれ、生活上の注意点までくれた。
こんなこと日本でも一回も無い。
ただ口内炎の治療をしましょうではなく、口腔全般から日常生活の注意までしてくれるなんて!

設備も充分に整っており、完全予約の個室形式の治療方法は、日本よりも優れている。
費用面でも、6〜7回通って『保険無し』で17,000円程度と、日本と比べると格段に安かった。

パラグアイに、歯を白くするなどの審美のために訪れる人もあると聞いたから、パラグアイの歯科医は優秀で安いと日本人には知れ渡っているのかな?
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ついでに言うと、この国でボクがこれまでかかったことがあるのは内科と皮膚科だ。

内科は最初、食事が合わなかったのと水が合わなくて痩せたのだが、友人がきっとお腹の中に虫がいるんじゃないかと脅すので、念のため見てもらいに行ったのと、肝炎と狂犬病ワクチンの接種に行った。

言葉の苦労も無く信頼できる日本人医師に、もちろん日本語で説明して、検便や採血などいろいろ調べもらったけれど、結果的には幸い異常は見つからず、虫はいなかった。

ワクチン接種では、全く痛みが無いのに驚いて看護師に聞いたら、にっこり笑って「人肌にまで温めて、素早く刺せば痛く無いんだ」と教えてくれた。
本当だろうか?
日本の看護師にも聞いてみたい。

内科は行くたびに、カウンセリング料を80mil Gs(約1,600円)取られた。検査の度にさらに費用が掛かって、300mil、400milと飛んで行った。
今回知人の付き添いで行ったら、カウンセリング料が100mil(約2,000円)に上がっていた。
この金額はここで暮らしていると、とても高く感じられる。
だいたい昼食10回分だ。
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皮膚科の入るクリニック。フェンスがすごい。
あと皮膚科にも行った。
なんだかダニに刺されて、それがだんだん広がって体中痒くて仕方無くなったからだ。

このダニ騒ぎでは、別室の人もやられたので、ボクもそうだと思い込んで、部屋に殺虫剤をまき散らし、ムヒを大量に消費する事態になったが、結局は他所でやられていたようだ。

皮膚科は日本人医師では無かったので、スペイン語で説明しなければならなかったが、日本語じゃないとニュアンスがうまく表現できず苦労する。
患部を見せれば、ある程度分かる皮膚病で良かった。

痒み止めクリームとアレルギーのための飲み薬をもらって使っていたら、数日で劇的に改善した。
そうか、見立てどうりダニ・アレルギーだったんだ。

こちらも、カウンセリング料として毎回80mil Gsとられた。
薬代は150mil(約3,000円)程度だったと思う。
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クリニックの入口
この皮膚科ではなんの問題も無く、地元のクリニックでもちゃんとしてるんだと思ったが、領収書の受け取りでパラグアイらしい一悶着があった。

領収書は基本的にくれない所らしく、初日に聞いたら「最後の日に渡す」と言った。
それで最後の日になったので、「領収書をください」と言ったら、なんだかすぐにくれず数日後を指定された。

それで仕方無く指定された日に領収書のためだけにわざわざ行ったら、いつもの受付の女性がおらず、別の受付がただ「ありません」という。
「いや、今日を指定されてわざわざ取りに来たんだ」と訴えたら、「身分証明書のコピーを持って来てください。それを受け取って数日後になります」みたいなことを、今更ながら言う!
「いや、それは困る今出してくれ」とさらに食い下がったが、受付は「身分証明書のコピーが無いと無理です」と突っぱねて、もう素知らぬ顔を決め込んだ。

納得が行かなかったが、すぐにクリニックを出て、身分証明書のコピーと白紙の領収書を急いで用意して、また舞い戻り、「今日中にもらわないと困る。これで今作ってくれ」と少し焦ったふりで訴えたら、その場で先生のところへ行って、あっと言う間に作ってくれた。
なんのこっちゃ。
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さすが、客に二度手間三度手間をさせることを、なんとも思わないお国柄。いろんな場面でこういうことが多い。
友人も、永住証明を取る際に、あちこちたらい回しにされ、二度手間三度手間でたいへんだったという。
まるで、「簡単には取らせてやらないぞ」という意思を持ってワザとやってるんじゃないかと感じられた程だったようだ。

だからか、街を歩いているときっと日本では司法書士に当るであろう「Escribania」と書かれた看板をよく見かける。
需要と供給というが、この国の風習がこうした職業を成り立たせているんだなと実感する。

日本人にはさらに言葉の壁があるので、必要な文書を取るのには骨が折れる。
日系社会を頼るのが一般的で、スムースな方法のようだ。

1 件のコメント:

paraguaycat さんのコメント...

来年パラグアイに移住しようと計画しています。
予防接種をどうしたらよいか悩んでいましたが
このページを見て十分な医療体制があるように
感じ安心しました。貴重な情報をありがとうございます。