羊の丸焼き!柔らかく美味しかった |
この日はまた国際ジャズデーだとか。
それから5月1日(火)はいわゆるメイデー、「労働者の日(Día del Trabajador)」で、最重要な「マリアの日」に続く大事な国民的祝日だから、当然学校も休み。
つまり、通常の土日休みに加えて2日間休みなので、どこの学校も4日間の連休だ。
日本のゴールデンウィークには負けるかもしれないが、こっちではクリスマスより大事だというなかなかの連休で、あちこちでサッカー大会やAsadoパーティーが開かれるという。
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ボクの勤務する学校でも、前倒しで金曜日に教師の日パーティーが開かれた。
朝10時から運動場に集まれというので、時間ちょうどに同僚とトコトコとテレレセットと共に移動したら・・・やはりまだ始まっていない。
「やっぱりパラグアイ時間だね」と同僚が言う。
Artes Gráficasの生徒による伝統的なダンス |
もったいない。
段取りの悪さは我がクラスの二枚目2人によるダンスが中止になり、女子生徒が抗議するという飛び火まで生んで不満が残ったが、生徒手作りだから大目にみよう。
行事が終わると生徒達は連休が嬉しいのか、みなニコニコ顔で帰って行った。
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外で先生だけのお食事会 |
肉は牛、豚、羊と揃っていて、以前日本で固い羊肉を食べた経験のあるボクは少し身構えたが、この羊肉は柔らかくて旨かった。
最後は先生全員で記念撮影(ボクはカメラマンなので写ってない)。
いや職員さんも全部来てるから、学校総出の記念撮影だ。
ガードマンまで来てたから、きっとこのとき悪人が入って来ても誰も止められなかっただろう(^_^;)。
最後に職員全員で記念撮影 |
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帰って来て昼寝をしていたらすっかり寝込んでしまい、夜になっていた。
この日は少し寒かったのだが(きっと17〜18℃)、いつも昼から暑くなるのでボクは半袖で通したのだが、珍しく昼間もず〜と寒くて、帰って来て「寒い寒い」といいながらベットに入ったのだが、起きたときなんだか気分が悪かった。
だから、夜はホテルのレストランであったかいチャンポンを食べた。
その後、部屋に戻ろうとしたら磁気カード式ドアが開かないハプニング!
カードをいくら取り替えても開かず、ドアのノブごとカギ自体を取り替えてもらってやっと入れたが、もう夜遅くてまたすぐに寝てしまった。
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スモークにつつまれたレゲエライブ(井上さん撮影) |
ライブ自体は陽気で単純明解なリズムでとても楽しかった。
しかし、夜10時ころまで一緒に楽しく観ていたご夫妻のうち、乗りよく元気にしていたご主人が翌日の日曜早朝に、おそらく心筋梗塞か脳梗塞で突然亡くなった。
ご夫妻は土曜日に湖などを観光した後、ボクとライブに出掛けてくれたのだが、そんなに疲れた様子も無く、むしろご主人はとても元気に見えたのに・・。
彼に撮ってもらった写真をFacebookに挙げた後で、朝食に行って亡くなったことを聞かされた。
よく撮れたボクのギャラリーで笑っている写真は、彼の遺作となってしまった。
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お別れ会の日に部屋から見た空 |
事が事だけに、さすがに対応が早い。
奥様は、やはり突然のことでボクと同じく信じられない様子でそこに寄り添って居た。
話しを少しできたものの、2月に来たばかりで言葉もできずまだまだパラグアイに不慣れな奥様のために何かできることはないかと考えたが、葬儀業者がもう来るというので早々に引き上げた。
心配になって昼頃、もう一度部屋に行ってみると既に不在でどこかに移動した様子だった。
その後、JICAから全関係者に30日の夜に事務所近くの会場でお別れ会が開かれるという案内が届いた。
彼は岡山から水道改善にこの地を訪れて、旨い麺を作ったりして楽しんでいたが、奥様は孤独に逝かないよう見送りに来た形になってしまった。
しかし、まったく苦しまずに天国に旅立った事は、終末医療があれこれ言われる現代にあって、不幸中の幸いだと受け止めたい。
58歳だった。安らかに。
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