入口で本人がお出迎え。来客全員と写真を撮る |
2年間いてチャンスが無かったので喜んだ。
話しには聞いていたが、ちゃんとこれまでの人生を紹介するビデオや司会者の進行もあって、まるで結婚式のように盛大だった。
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会場は、本人の家に近い郊外のパーティーハウス。
カラフルなライトで、建物が浮かび上がっていた。
父親に連れられて新婦・・じゃない15歳女子入場! |
入口では本人がまるで金屏風のような飾り付けの前で、家族と共に来訪者をお出迎え。
両頬にキスをして、お祝いの言葉と共にその場でプレゼントを渡す。
プレゼントは、そのまま後ろの透明なプレゼントボックスに入れられたが、まだ少ない。
というのも我々は指定の午後9時より30分ほど遅れて行ったのだが、それでも早く付き過ぎてまだ1割程度の入りだった。
お約束のパラグアイ時間だ。
席に付くとウエイターがやってきて、飲み物は何がいいかと言う。
真っ赤なバラが舞う中、お父さんとワルツを踊る。 |
てっきりBrahmaかPilsenだと思っていたので、少し驚く。
ゆっくりと飲んでいたが、ビールを2本空けてしまったところで同席の人達が来て、そろそろ始まる気配。
同年齢くらいのタキシード姿の青年達が両脇に立つ道を本人が父親と入場して来て、式が始まった。
式はワルツがかかるダンスパーティーから始まった。
父親が白いバラを持ち、娘に渡して最初に踊った。
そして家族が踊り、友人が踊り、青年達が赤いバラを渡し次々に入れ替わり立ち代わり踊る。
ダンスの順番を待つ青年達。赤いバラを持っている |
ワルツ・ダンスの後は本人の15年間を編集したビデオが流された。
その後、家族と友人達からのメッセージビデオも流され、続いて着飾った本人が各テーブルを回るという、まるで日本の結婚式のような流れになって来た。
簡単な食事も出され、ケーキカットがあり、飾られていたお菓子や果物が振る舞われ、みな酔いも回ってしゃべり疲れて来た頃、ふと時間を見ると午前1時。
最後はディスコテカ状態で延々と続く |
帰って来たら眠くて眠くてすぐ寝てしまった。
次の日、つまり今日はすっかり二日酔いで気分が悪く、家から一歩も出ず料理などして過ごした。
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しかし、パラグアイだけでなく、南米中にこうした15歳を祝って盛大なパーティーを催す習慣があるらしいが、どこから来たものなんだろう。
http://www.nhk.or.jp/gogaku/euro24/experience/other.html
日本は20歳の成人式だろうし、16歳を祝う国もあるという。
その名も「ミス15歳」というサイト。簡単な解説付 |
http://www.misquince.com.mx/tu-fiesta/fiesta-de-15-anos/212-fiesta-de-xv-anos-historia-y-significado
スペイン語でよく分からんが、どうやらマヤやアステカ文明のころに女性が成人を15歳で迎えて結婚のために家を出るため、盛大にパーティーを行ったという史実に起源があるようだ。
それとヨーロッパの貴族文化が融合して、今のようなワルツを踊る形で定着していったらしい。
だから結婚式みたいなんだな。
日本でこんな習慣ができたら大変だ。
それでなくても親は金がかかるのに、15歳というややこしい年齢に盛大に結婚式のようなパーティーをやるなんて信じられない。
しかも、今回は中ぐらいと言うんだから、大きいパーティーっていったい・・。
でもカラフルにデコレーションされた会場を見ているとマンガの世界のようで、面白い経験をさせてもらった。
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