国勢調査の公式サイト。過去の様々な統計も掲載 |
その日はちょうど月曜日で、同僚と昼を食べていたらテレビに旧式そうな青いPDA端末が写っていたので、なんだろうと思った。
http://www.dgeec.gov.py/
この国勢調査は1950年に開始され、1962年からは10年ごとに行われているとのことで、もう60年の歴史を持つ調査だ。
約1ヶ月半掛けて約6000人の調査員が、パラグアイ全土を回って調査するのだという。
この約6000人の調査員と約1000人の管理職員は、調査の間雇用される臨時雇用職員のようだ。
http://www.dgeec.gov.py/concursodgeec/
トレーナーは7月から雇用開始されていて、終了は調査員は11月末まで。最後のコンピュータ要員は12月16日までになっているから、集計は調査後半月で行い今年中には作業を終えてしまう予定のようだ。
調査の様子(同サイトから) |
ちなみに給与はまちまちで、調査員の1400mil(3万円弱)からトレーナーの4000mil(8万円弱)までとなっている。
この国の最低賃金は約1660mil(2011年4月制定)と決まっているので、調査員は臨時雇用とはいえ、それを下回る金額だ。
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新聞の報道によると、ちゃんと刑務所の中や集合住宅まで一人ひとりちゃんと調査できるように調査員には充分教育を行ったとのことで、担当者は徹底ぶりを強調している。
http://www.ultimahora.com/notas/570427-Censo-Nacional-2012-llega-al-penal-de-Tacumbu
まぁその辺は実際はいい加減なことになるんだろうけど、10年に一度の意気込みを感じる。
我々のような長期滞在外国人は調査には入らないと思うが、7000人居るといわれる日本人の実態は調査されるのかな。
いずれにせよ結果が出たら、日本の国勢調査と見比べて違いを見てみたい。
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今朝の窓からの暗〜い空。調査は土日は休み |
こちらに来た当初の下宿先は、窓にガラスの無い部屋だったのでトルメンタの時は風雨が入り込み、床が濡れ部屋全体が湿っぽくなって、書類や衣類が濡れてしまっていたのを思い出す。
田舎の方の暮らしは、まだまだあんな感じのところが多いのだろう。
今回の国勢調査では、そんな暮らしぶりも明らかになるんだろうか。
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