2011年7月1日金曜日

バス事故と交通事情


大きなバス事故があったという。
気になって翌日、一面に大きく写真が掲載されている新聞「Ultima Hora」を学校へ行く道すがら買ってみた。

アスンシオンに近いカアクペで、Ciudad del Esteへ行く長距離バスがトラックと正面衝突したようだ。
15人が死亡12人がケガと新聞は伝えている。

丘から下って来たトラックのスピードの出し過ぎが原因らしいが、バスの運転手の息子がこの日誕生日だったとか、父親が亡くなって日が無く女手一つで息子3人を育てていたチパ売りの働き者のお母さんが亡くなったとか、悲しい話が伝わるにつれ、事故の悲惨さをより感じる。
当然それぞれの人にそれぞれの素晴らしい物語があるのだろう。

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この事故は長距離バスだが、日常的にバスを使う我々にも他人事ではない。
アスンシオンのバスはかなり運転が荒く、我先にと抜きつ抜かれつのレースでもしているように、かなりの猛スピードで暴走している。
車線を無視して少しでも早く行こうと、路肩を走っているバスまで見たことがある。

ヘタするとちゃんと停車しないで客を降ろすこともあるから、気をつけないとケガをする。
いや実際に足を骨折した人もいるし、路肩から離れて停車したせいで後ろから来たバイクにはねられて死んだ人もいる。

基本的にアスンシオンでは車優先なので、バスに限らず車には充分注意を払わないと、平気で突っ込んで来るから恐い。
交差点ではいつもキョロキョロしている。
歩道を歩いているだけでも、駐車場から出る車や、バイクがやってくるのでいつも注意は必要だ。

おまけに事故にあっても保障はほとんど無いと思われるので、自己防衛が必須だ。
事故件数は知らないけれど、きっとかなり多いに違いない。

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ところで話しは変わるが、新聞を買って行って学校で見せていると、同僚が「ちょっと新聞貸して」というので渡すと、トイレに持ち込んだのには驚いた!
日本では借りた新聞をトイレに持ち込むようなことは無いと思う。匂いが移りそうだし汚れそうだし、イヤなもんだ。
もう9ヶ月になるのに、まだまだ未知数な部分があるパラグアイ・・ある意味奥深い。

そういえば若い同僚に貸した金も返って来ない。
平気な顔をして接してくるので、忘れているのかとも思うが、なんだか気持ち悪いもんだ。

でも、まだまだアスンシオン暮らしは続く。
これからもいろいろあるだろう。
日本と違うということは、しかし楽しみでもある。

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