2012年9月7日金曜日

春は記念日ラッシュ/Aniversarios de Primavera

こどもの日の8月。学校に上がったコイノボリ
9月になった。
2年前に、パラグアイにやって来た月だ。

振り返ってこの8月のアスンシオンは、設立475周年行事に加え、春の記念日も加わり、ちょっとしたイベント・ラッシュだった。
ボクはあまり行かなかったので、その中で実際に見たものだけ記録しておこう。
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8月16日は、パラグアイの子供の日だった。
日本では当然のように5月5日だが、こちらでは夏が長いので、8月ながら春の心地良い日という点で季節感覚が似ている。

その日はテレビでも子供のニュース中心で、アスンシオンでも子供向けの凧揚げやサーカスや音楽イベントが公園や広場も駆使して行われていた。

三国戦争時の子供兵
ところでなぜ8月16日になったのか職場で同僚に聞いてみたら、かつての3国戦争で国中の男達が戦争に向かった時に子供達まで戦場へと狩り出され、ブラジル国境近くで命乞いをする母親達と共に大虐殺された日だと言う。
・・・悲惨な歴史があるのだ。

日本の子供の日とは、歴史がずいぶん違う。
日本の子供の日はもともと「端午の節句」だから中国から伝来して、武家人形を飾る所を見ると江戸時代に定着したものだろう。

でも世界的に見ると、パラグアイとも違い1925年に制定された6月1日が主だと言う。

ボクは子供の日とは関係無い大人なのでニュースで見るだけの日となったが、学校では帰国した同僚が送って来た「こいのぼり」が晴天の風に舞った。
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ボクらがオープニングイベントになった
18〜19日にはアニメフェスのステージで歌わせてもらえ嬉しいひと時を過ごした。
実行委員会のメンバーはみな優しげで、日本のこのようなイベントはどんなメンバーが推進しているのか知らないが、パラグアイのアニメ愛好家達は心優しい人が多いようだ。

事務所を訪れた際にも、歩いて来て汗だくのボクに冷たい水を持って来てくれたり、ボクらの友達用にとチケットを用意してくれたりと細やかな気配りを感じて、日本同様の配慮の文化を感じた。

会場となったアスンシオン大学となりの施設は、緑の芝生が目に鮮やかな広くゆったりとしたいい雰囲気の空間だった。
今ボクらが歌ってるのはカントリーブルース系だから、曲とも合ってとても気持よく歌えた。
アニメには関係無い曲ばかりだけど、日本人と言うだけでアニメに関係あるように捉えてもらえるので助かる。
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Folkloreの日。学生の伝統的なダンスや劇が行われた
そして、8月22日にはfolkloreの日のイベントが学校で行われた。
生徒主催で、伝統的なパラグアイのチパやベジュといった軽食やコシード等の飲み物が振る舞われたり、ニャンデュティやアオポイ、昔の田舎の麦わら帽子ファッション等の民俗衣装等が展示され、舞台では劇あり歌ありダンスありで、午前中いっぱい楽しい時間を過ごした。

それに先立つ18日には、ウルグアイ公園やセントロの広場などで、民族的なダンスやサルサなどのダンスや音楽イベントが市役所主催で開催されていたようだ。
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ジャズを演奏する警察音楽隊
8月最後25日の土曜日には、セントロの広場で警察の音楽隊が演奏していたので出掛けた。
もちろんアルパ等の民族音楽からフルオーケストラの演奏、ビッグバンド形式でジャズまで演奏されて、これも楽しかった。
周辺では警察にまつわる展示もされていたようで、幹部クラスの立派な警察官やSWAP部隊のような人達まで大勢いた。
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8月26日の日曜日にはアスンシオン・マラソン大会も行われ、フェデリコ大統領も10kmコースを走ると意気込んでいたが、足をケガしたとかで走る事は無かった。

8月が終わり、イベントの季節が終わって、いよいよラストスパート。
真価が問われる時期となった。




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