パラグアイ最大の印刷屋さん。中は撮影禁止 |
印刷機械は高価で、設備投資の費用を回収するために働いているようなものだとも聞く。
パラグアイでもたくさんの印刷屋さんがあって、個人でやってる小さなものから大規模な新聞印刷をも請負う会社まで様々だ。
(デザイナーの事務所には行く機会がまったく無いので残念だ。先日イラスト展のオープニング・パーティに行ったのだが、彼らなら知ってただろうなと今頃気付いて悔やんでいる・・)
大型のカラープリンタ数台で営業しているところが多いようだ。
パーソナルなプリンタはHPが強いようだが、デジタル印刷屋さんは?
勢力地図はどうなってるのか分からないが、近所の出力屋さんはRICOHとXEROX製だ。
あるデジタル印刷屋さん。ここはオフセットも刷る |
それからCTPも7色印刷も一握りの大手では当然のように行われているのに、小さな印刷屋ではHEIDERBERGの半世紀以上前の古い活版印刷機がまだ活躍しているし、オフセット印刷機がある中規模の印刷屋でも信じられないことに1色機や2色機でカラーを印刷しているなど、印刷屋にも格差が大きくあるようだ。
全体に印刷、特に写真の印刷品質が悪いが、そんな印刷の仕方をしているんだから無理も無い。
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学校では手に余るものばかりだからだ。
ハイデルベルグの4色機スピードマスター(UltimaHora) |
あと数ヶ月なので、そろそろ本気で発注しないと間に合わない。
しかし、全体に日本よりもかなり安いだろうという予想に反して、印刷代は高い。
人件費は安いが、印刷機械やインク、紙、そしてサービス、メンテナンス含めてすべて輸入、つまり外国頼りなのと、全体に印刷量が少なくすべて割高になっているからだと考えられる。
その証拠に、紙代があまりかからず古い機械で刷れるような小ボリューム小ロットの簡単な印刷物に限って言えば日本より安い。
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いつも買ってるプリンタ用インク |
これの消耗は早く、節約モードでも生徒のために150枚ほど印刷するともう切れてしまう。
これは、この国ではかなり高価で、昼食代2週間分が一瞬にして無くなる計算だ。
街にはちょっとしたブティックのようなインク専門の店まであり、インクは高価なものとして認識されている。
インクが高いので、専門店ではインク・カートリッジの詰め替えも当然のようにしてくれる。
しかし、どのメーカーでも関係無く同じインクを詰め替えているのか、かなり色が変わる。
街のインク専門店。詰め替えもやってくれる |
校正に使えない・・(;_;)。
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だが、印刷屋さんと話すのはなんだかホッとする。
印刷専門用語には共通のものが多いのでなんとか通じるし、単語が分からなくても話していると内容がだいたいつかめ、日常会話よりストレスが少ないからだ。
もっと的確に会社を見つけたいが、ぽつぽつと探し歩くのも日本と違って新しい場所が見れて楽しい。
今しばし訪ね歩いてみよう。
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