2011年10月11日火曜日

パラグアイ国立交響楽団/Orquesta Sinfonica Nacional Paraguay

豪華なステージ
週末に初めてパラグアイ国立交響楽団(Orquesta Sinfonica Nacional Paraguay)の演奏会に行った。
またまた建国200年祭の一環で、入場無料の演奏会!

場所はタンゴを楽しんだのと同じ中央銀行のホールだが、今度は小ホールのほうだった(Sala de Convenciones del Banco Central del Paraguay)。

タンゴの時は1時間前から長蛇の列だったので、同じ轍は踏まないと、念のため1時間前の7時半に行ったら、まだリハーサル中でドアさえも開かれていなかった。

ダントツの一番乗りでした・・。
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ロビー
結局、入場を開始したのは8時15分位からで、それまでは昼間暑かった名残のノドの渇きを潤す方法も無いまま、ひたすらロビーをウロウロしたり腰掛けたりして待った。

しかし、待っていると、出演者のお母さんという上品な白髪のご婦人が話しかけて来た。
非常に分かりやすい発音のスペイン語だが、返事は「ウィ」と言うので、「フランス人なんですか」と訊ねたら、夫がフランス人だという。

娘も年末までの契約で、年が開けたらフランスに戻るのだそうだ。
国際的なオーケストラなんだな。
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航空機のようなホールへの通路
ホールに入ったら、今度は横に座っていたアルパの制作者だと言うおじさんが親しげに話しかけて来た。
東京に何度か行った事があるということで、日本人と話したかったようだ。

「こんばんわ」と日本語で言われた。
彼はなぜか本格的な大きなビデオ機材を担いで来ていた。
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ちょっとクーラーが効き過ぎの中、おもむろにいい感じで演奏会が始まった。
客の入りが悪く、拍手が少ないのが可哀想なくらいだった。

心地よい演奏
だってステージから落ちそうな人数のフルオーケストラですよ!
しかもボクが聴く限り、アスンシオン市立交響楽団よりかなりレベルが高い本格的なプロ楽団だ。

ロビーで会ったおばあさんの子がいるというバイオリン軍団の音も、きれいによく合っている。





プログラムを記録しておこう。

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・Obertura de "La Italiana en Angel".....Gioacchino Rossini
・Concierto No.2 en Re mayor, Para Violoncello y orquestra.....Joseph Haydon
“Solista : Myriam Santucci (Aegentina)”
[休憩を挟んで]
・Obertura de “Nabucodonosor”.....Giuseppe Verdi
・Sheherazade (Suite sinfónica).....Nicolái Rimsky-Kórsakov
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という曲目だった。

BCPホールからの帰路
いやぁ心地いい時間でした。
帰りの足取りも軽かった。

この日はちょうどコンサートが終わったころからペルーで、次回のワールドカップ予選も兼ねていると聞くパラグアイとペルーの試合があった。

師匠宅でいろいろ美味しいものをいただきながら、ビールで乾杯して、ワクワクしてテレビを付けた。

が!
新生パラグアイのプレーぶりはこの日最悪で、いいところ無くあっさり完敗し、なんだか最後は欲求不満の残る日になってしまった。
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頼むよパラグアイ選抜!
負けてもいいから、意欲の見える試合運びをしてくれよ〜。
縦縞が泣くよ。

次はアスンシオンで因縁のウルグアイ戦だ。
最悪の初戦の教訓を生かして、どこまで魅せてくれるか期待しよう。

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